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このサイトでは、東京学芸大学「国際算数数学授業研究プロジェクト」
(2011-2022)の研究成果をご覧いただけます。

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これまでの主な実績

 (1)国外むけ支援

1. 授業研究イマージョンプログラム

↑ 2023年6月には、セッション1と2合わせて64名の海外の先生方が参加しました

 海外で授業研究をリードする算数数学教育研究者と現職教員を対象とし、日本の授業研究の実際を知り、より良い授業研究のあり方への議論を深めることを目的とし実施するものです。2012年から2023年6月までの間に,13カ国からのべ355名が参加しました。コロナ禍においてはオンライン型のプログラム・モジュール1〜4を開発し、2021-2022年の間に14カ国からのべ159名が参加しました。本プログラムに対する外部評価を行った結果、外部評価委員からの高い評価を受けました。

これまでの参加実績と報告書は、以下をご参照ください。

 

-参加国・参加人数

-2012年度報告書

-2013年度報告書

-2014年度報告書

-2015年度報告書

-2016年度報告書 

-2017年度報告書

-2019年度報告書

↑ 2022年11月、2年ぶりに対面型のプログラムが再開されました!

 

 

2. 協力拠点国における授業研究支援

★米国★

Chicago Lesson Study Allianceの主催する、Chicago Lesson Study Confference及びLesson Study Summer Institute や、Mills Collegeの授業研究プロジェクト等において、IMPULSのメンバーが講演や研究授業の指導講評を行っています。

★英国★

Bowland Maths Lesson Studyや"Math Hub"とよばれる地区毎の授業研究チームを支援するために、IMPULSのメンバーが講演や研究授業の指導講評を行っています。

★シンガポール★

National Institute of Educationの主催する指導者向けの授業研究セミナーに、IMPULSのメンバーが講演や指導講評を行っています。

 

3. カタール大学との「IMPULS-QU Lesson Study Institute for Qatar Leaders」

 本事業は,カタールペトロケミカル社からの資金提供により,カタール大学教育学部とIMPULSとの連携により開催するものです。カタールの数学教育の向上を目指し,カタール大学教育学部が力を入れている公立学校4校を対象に授業研究を通して教員研修を行います。2014年より3年計画で開始し、年間計4回の集中セミナーを実施しています。

 2014年8月と12月には、ドーハ日本人学校において日本の教員による研究授業を公開し、カタールの指導主事及び数学コーチらと共に研究授業を参観し協議しました。 

(2)国内むけ支援

1.フロントランナーのための算数数学授業研究セミナー

 世界が注目する問題解決型授業と授業研究について、あらためてその価値を認識し、自覚的に取り組みを深めていくことの大切さを考えるため、地域や学校で授業研究をリードする先生方や指導主事の方々を対象とし、実施するものです。

第1回「なぜ日本の授業研究が注目されているか」2012 年 12 月 2 日 (34名参加) 

第2回「協議会での効果的なファシリテーションと指導助言」2013年 11 月 24 日 (39名参加) 

第3回「日本の授業研究の特徴とその活用に向けて」2015年2月7日 (44名参加)

第4回「国際的に普及する日本の問題解決型授業-その特徴と価値-」※開催報告 2016年2月7日(34名参加)

第5回「研究協議会においてどのような指導助言を行なうか」2017年2月4日(30名参加)

第6回「研究授業を通した教師の学びを深めるには」2018年1月20日開催 (6名参加)
 
第7回「研究授業を通した教師の学びを深めるには」2019年1月開催
 
第8回「研究授業を通した教師の学びを深めるには」2020年1月25日開催  (19名参加)
 

 

2.平成28年度「教員の資質向上のための研修モデルカリキュラム開発事業」

(独)教員研修センターとの委託契約により、東京都教育委員会と連携し実施するものです。本事業によりは、算数数学の教材及び児童・生徒の思考の実態の視点から、次世代型教育に対応する的確な指導助言ができるような授業研究推進者、特に指導主事に焦点を当てたモデル研修プログラムを開発することを目指します。

(3)主な調査・研究

・Fujii.T ,Designing and adapting tasks in lesson planning: a critical process of Lesson Study  ,ZDM Mathematics Education, Volume 48, pp 411–423, DOI: 10.1007/s11858-016-0770-3, 2016[査読有] 

・Takahashi.A ,& Thomas McDougal, Collaborative lesson research: maximizing the impact of lesson study ,ZDM Mathematics Education, Volume 48, pp 513–526, DOI: 10.1007/s11858-015-0752-x;ZDMI-D-15-00027.3, 2016[査読有] 

・Takahashi.A, Recent Trends in Japanese Mathematics Textbooks for Elementary Grades: Supporting Teachers to Teach Mathematics through Problem Solving, Universal Journal of Educational Research Vol. 4(2), pp. 313 - 319 , 2016[査読有]

・Fujii.T ,The critical role of task design in lesson study, Task Design In Mathematics Education,    Springer International Publishing, pp.273-286, 2015[査読有]

・Fujii.T, Implementing Japanese Lesson Study in Foreign Countries: Misconceptions Revealed,  Mathematics Teacher Education and Development (MTED), Vol.16 , No.1, pp.65-83, 2014[査読有]

・Takahashi.A,  The Role of the Knowledgeable Other in Lesson Study: Examining the Final Comments of Experienced Lesson Study Practitioners, Mathematics Teacher Education and Development (MTED), Vol.16 , No.1, pp.4-21, 2014[査読有]

・藤井斉亮,「授業研究における学習指導案の検討過程に関する一考察」,日本数学教育学会誌96(10),pp.2-13, 2014年 [査読有]

 ・中村光一, 高橋啓, 西村圭一, 馬場康維, 太田伸也, 松田菜穂子, 高橋昭彦, 藤井斉亮「初等教員養成課程におけ,   る学生の信念の変容に関する考察-教育実習前・後の信念の変容に焦点をあてて-」, 日本数学教育学,   会 第47回秋期研究大会発表集録, pp.475-478, 2014年[査読無]

・西村圭一, 松田菜穂子, 太田伸也, 高橋昭彦, 中村光一, 藤井斉亮, 「日本における算数・数学研究授業の実施,   状況に関する調査研究」, 日本数学教育学会誌95(6), pp.2-11, 2013年[査読有]

・藤井斉亮, 松田菜穂子,「授業研究の鍵要素とその構造に関する一考察-ウガンダ・マラウイ における  フォローアップ調査を踏まえて-」,日本数学教育学会誌第95巻数学教育論究臨時増刊, pp.305-312,  2013年[査読有]

・中村光一, 「算数・数学科授業研究の背景にある考え方-研究協議会での議論の分析を通して-」,  日本数学教育学会誌第95巻数学教育論究臨時増刊, pp.241-248, 2013年[査読有]

・松田菜穂子, 「授業観察と協議を通じたアフリカ教師教育者の授業観の変容―問題解決型の授業に焦点をあてて―」, 日本数学教育学会誌 第 95 巻 数学教育論究 臨時増刊(第 46 回秋期研究大会特集,  号), pp.329-336, 2013年[査読有]

・藤井斉亮,「数学教育における授業研究を通した教師教育の展開と課題-授業研究を推進する過程で見出された困難点-」,第 44 回数学教育論文発表会論文集, pp.69 -76, 2011年 [査読有]

 

(4)国際シンポジウム

1.2015年10月18日 開催「次世代のための算数数学教育への提言ー何をどう学ぶべきかー」

・小学校教員34名,中学校教員15名,高等学校教員29名,大学教員45名,大学生・院生65名,一般企業24名,都道府県教育委員会3名 計215名が参加

・詳細はこちらをごらんください。 

2.2012年6月30日 開催「国際統一カリキュラム実施の取り組みと授業研究の可能性について」

・講演1:Daro( Pearson Foundation,  Senior Fellow),  「CCSSに基づいた授業実践のための公的実証現場としての研究授業」

・講演2:Catherine Lewis( Mills College,  Director of Lesson Study Research Projects)「授業研究に取り組むオークランドの教師」 ,         

・大学教授 11 名,小中高等学校教員 16 名,大学生 25 名他,約 60 名が参加

3.2012年2月18日 開催「算数・数学教育におけるプロセス能力の育成と Bowland Maths.」

・小中高等学校教員,大学生他,約 80 名が参加

・詳細はこちらをご覧ください。

 

4.2011年12月1日開催Key elements and effective support of school based lesson study

・シンガポール,アメリカ等の教員及び教師教育研究者, 22 名が参加

・詳細はこちらをご覧ください。

 

5.2011年6月22日開催「日本の授業研究に期待すること」

・小中高等学校教員,大学生他, 80 名が参加 」 

・詳細はこちらをご覧ください。

 

(5)事業報告書

-平成29年度事業報告書

-平成28年度事業報告書

-平成27年度事業報告書

-平成26年度事業報告書

-平成25年度事業報告書

-平成24年度事業報告書

-平成23年度事業報告書